ホームページ制作ってどのくらいかかるの?
ウェブサイト制作に関わっている人の9割と言うと言い過ぎかもしれないですが、こちらの職業を伝えた時に「ホームページ作る時ってどのくらいかかるの?」と聞かれたことあるのではないでしょうか。
そんなとき私は「規模にもよりますけど100万円くらいですかねー」と答えています。
もちろん、そんなにかからないサイトもありますし、これじゃ着手金にすらならない規模のサイトもあります。
ちなみに弊社で受けている制作費は30万円〜500万円ほどで、80万円〜150万円が最も多い価格帯になります。
インターネット上を検索すれば、「初期構築費用ゼロ円!」とか「全部込み込み10万円!」などとうたったサイトを比較的容易に見つけることも出来ますので、それら情報を得ている方は「えっ!そんなにかかるの!?」とおっしゃいます。
100万円と10万円では10倍の開きがありますが、1年もしくは3年で考えると実は前者の方が安いことも結構あります。
なぜか?
初期構築費用ゼロ円をうたう業者の多くはリース契約を結ばされることがあり、毎月3万円の3年契約で途中解約時には高額な違約金が発生することがあります。
単純計算3年で108万円です。
これについては、細かく解説しているサイトがたくさんありますので、Googleで「ホームページ リース」と検索してください。
みなさん「絶対ダメ!」「危険!」などと書かれていますので、ご一読ください。
実際のところ何が必要なのか
じゃあ実質どのくらいの費用間なんだろう?と。
これについても多くのサイトで書かれていますが、改めておさらいしておきます。
かなりざっくりですが、このような項目ごとに費用がかかってきます。
1、2,5は絶対に必要です。
3、4については必要に応じて…ですね。
それぞれ少し掘り下げてご説明いたします。
ドメイン取得(維持)費用
ドメインと言われてもピンとこない方もいらっしゃると思います。
「□□□□.com」とか「△△△△△.jp」など、ウェブサイトの住所のようなものをドメインといいます。
基本的には英数字のみですが、5年くらい前から日本語ドメインも使えるようになりました。
具体例を探したのですが、ちょうど良い例がなかったので割愛します。
正直、日本語ドメインで運用する必要はないかと思っていますので、ご相談された場合「やめましょう」とお答えします。
話がそれましたが、そのドメイン取得や維持にかかる費用はドメインの「.com」や「.jp」の種類によって異なります。
ドメイン取得といえば・・・でお馴染み(だと思っている)お名前.comの価格表を参照しますと、.comドメインは960円、.jpドメインは2,840円となっていますね。
何が違うのかというと、ドメインの種類によって取得できる条件が異なっています。
.comドメインは全世界の個人でも法人でも取得可能です。
.jpドメインは日本在住であれば取得可能です。
.co.jpドメインは日本の法人が取得可能で、1社あたり1ドメインしか取得できません。
初めてコーポレートサイトを作る場合には.co.jpドメインを推奨しています。
法人ではないショップや新たなサービスを始められる場合には.jpドメインもしくは.comドメインの取得を推奨しています。
このドメイン、早い者勝ちになっているので、すでに他者が取得していた場合は諦めましょう。
転売目的でドメインを保有している業者もありますので、他者が取得済みであっても購入できる可能性はありますが、通常より高い取得費用を払う必要がありますのでご注意ください。
そしてこのドメインは毎年維持費用が発生します。
多少の価格変動はありますが、基本的には取得時にかかった費用が毎年発生すると思っていただければ大丈夫です。
サーバー費用
サーバーに関する費用はピンキリです。
月額100円程度から使えるサーバーもあれば、数百万円かかるサーバーもあります。
ものすごい雑な言い方ですが、下記がサーバー選びのポイントだと思います。
- 構築するウェブサイトのアクセス数
- どんなサイトを構築するか
サーバーの考え方は住宅に似ています。
廉価な共有サーバーはシェアハウスをイメージしてください。
ひとつのサーバーマシン(建物)に複数のサイト(住人)がいる状況です。
もう少しパーソナルなカスタマイズにも対応可能なVPSサーバーはアパートやマンションですね。
ひとつのサーバーマシンを複数サイトで使用している点は共有サーバーと同じですが、それぞれの利用領域ごとに独立した設定が可能です。
続いては専用サーバーです。
こちらは戸建て住宅でしょうかね。
すべてを独自にカスタマイズできます。
最近よく聞くようになっているクラウドサーバーは例えるのが難しいですが、ホテルやウィークリーマンションでしょうか。
状況に応じて使用可能な領域や回線などを選ぶことができます。
ここまでのドメインやサーバーについては、それぞれ専門のサービスを提供している事業者に申し込みをすることが一般的です。
ウェブ制作会社でも対応はしていますが、ドメインは基本的に取得代行ですね。
サーバーは制作会社が一括して借りているサーバーを部分的に利用したり、契約代行して利用する場合が多いと思います。
取材・原稿作成費用
ウェブサイト制作には当然ながら原稿が必要となります。
サイトリニューアルであれば、以前制作した際の原稿を流用することが可能ですが、数年経過している場合には改めて原稿を作成し直すことをオススメしております。
自社サービスのことなので、ご担当者が原稿作成することが最も理にかなっているかと思いますが、いざ書いてみると思っているよりも大変なことに気がつくでしょう。
かなりの時間を原稿作成に費やすこととなりますので、その作業を外部に委託してご自身は主業務をされる方が圧倒的に効率が良いです。
取材費用はインタビューの有無や対象者人数によって変動がありますが、2万円〜10万円程度となります。
原稿作成は最終的な文字数にもよりますが、3万円〜15万円程度となります。
撮影費用
こちらはオプショナルな意味合いが強いかもしれません。
とはいえ、コーポレートサイトの場合は代表者の写真や従業員の方の写真を有されていることが少ないので、そのくらいの撮影は発生するかもしれません。
ショップや店舗であれば、スタッフのみならず店舗外観や内観、取扱商品(料理)などの撮影も必須となるでしょう。
撮影費用はカット数によりますが、3万円〜30万円程度となります。
ホームページ制作費用
これがメインとなりますので、詳細はまた別の機会にご説明いたしますが、ざっと下記のような費用が発生いたします。
- 企画構成費
- デザイン制作費
- コーデイング費
- CMS設定費
- システム費
- 管理進行費
企画構成費
どのようなサイトを制作するか、全体構成のご提案からデザイン制作のガイドラインとなるワイヤーフレームの制作までの費用となります。
デザイン制作費
サイト全体のデザイン制作費用や、イラスト制作などの費用となります。
コーディング費
Photoshopなどでデザインされたデザインデータを、ブラウザで見ることができるよにプログラムに変換する作業費用となります。
サイトデザインのバリエーションやボリュームによって費用が増減いたします。
CMS設定費
コンテンツマネジメントシステム(CMS)を導入する費用となります。
弊社を含め多くの制作会社では主にWordpressを使用しています。
その他、Joomla、Drupal、Movable Typeなどと使うこともあります。
システム費
上記CMSを使用することにより、ゼロから開発するシステムは少なくなりましたが、リッチなサイト制作に必須なJavaScriptの需要は伸びています。
ライブラリの調整で済む場合が多いですが、こだわればオリジナルで開発をすることも珍しくありません。
管理進行費
ウェブサイトを制作していく進行管理費用となります。
細かく見ていくと、様々な費用がかかります
こうやって項目ごと細かく見ていき、それぞれの費用を積み上げるとそれなりに費用がかかることがわかりますでしょうか。
もちろん、簡略化やテンプレートの採用でコストを抑えていくことも可能ですが、一般的なウェブサイト・ホームページ制作の費用感をご理解いただけたかと思います。
ウェブサイト制作についての御見積・ご相談は、私ども横浜ネットサポートまでご相談ください。
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